あんスタミリしらのジャニオタがあんステを見た。

※本当に何も知らないので諸々間違っていても広い心で受け入れてもらえるとありがたいです。

 

どうも。ジャニオタ歴10年ちょっと、ジャニーズJr.の担当をはじめて4年ほどの者です。

そんな私の友人S(同じくジュニア担)が数年前からハマっている「あんさんぶるスターズ!」私もジャニオタと並行して二次元のオタクをやっていたことがあるので今も流行りのコンテンツはなんとなく耳にするのですが、まぁ、超人気ソシャゲです、ね?(早速合ってるか不安になる)そんなソシャゲの舞台化作品「あんさんぶるスターズ!オンステージ」の録画を頼まれたことからこの記事は始まります。あのーDVDってダビング1倍速なんですね…深夜にダビングをはじめて最後まで見てしまって今この記事を書いている。いわゆる深夜テンションです。

 

あんスタのことは本当に何も知らないんですけど、友人Sからなんとなく話を聞いたり、アニカフェに連行されたりしたのでキャラは分かるし友人の推しは分かる、程度です。話は設定(アイドルの学園でユニットがたくさんあって総選挙的なランク付けがある、みたいな)を知ってるくらいです。ちなみにアニカフェに行った直後に作ったミリしらがこちら。本当にひどいので広い心で見てください。

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そんな私が「あんさんぶるスターズ!オンステージ」いわゆる「あんステ」を見た感想を書きます。ジャニオタなので、ジャニーズと比べて~という書き方が多くなるかと思いますがご了承ください。そして本当に無知なので広い心でお願いします…ちなみに「2.5次元」というジャンルもほぼ未体験です。友人Sに見せられた「プレゼント♦5」のDVDとA.B.C-Zがちょいちょいやってる舞台くらいです(あれも2.5次元なのか、という細かい分類はさておき)

 

 

まず第一印象として「カツラ!!!!!」って感じでした。キャラメイク。あんステで2番目に出てくる瀬名泉!の!カツラ!え、これで、正解…?と正直思いました。が、次から次に出てくるキャラもこれで前髪正解なの?って子がいっぱいいたので2.5のキャラメイクってこんな感じなんだなぁ、と思いました。

そして舞台のセットが簡素だし映像もほぼ…ない…となり、うーんこれは大変だろうなぁと思いました。普段ジュニア担をやってると帝国劇場で舞台を見ることが多いので、帝劇だと舞台装置も大がかりで豪華で映像も3Dだったりスクリーンを透けさせて映像投影したり色々視覚的に楽しめるので、そういうのがない分演技とかストーリーが際立つ分演じる方は大変なんじゃないかなぁと。まぁでも私がそのA.B.C-Zの人が出てる舞台をアイアシアターに見に行ったときもそんなセット組んでなかったような…アイアだから的なところはありそう(アイアに対する偏見)

はじまってすぐ客席降りがあったと思うんですけど、そこで観客にモザイクかけてるのがびっくりでした。いや、ジャニーズのDVDとか普通に顔とか全部映るし…収録入るってアナウンスないんですかね?でも画面の向こうの~とかって言ってるしなぁ。まぁその、ジャニーズの映像作品とは違うところだなと思いました。で、客席が狭いからすぐ個人特定できそうで怖いなと思った…その辺はたぶん触れてはいけないと思うのでここでとどめときます。

でね、サイリウム!これですよ!舞台の途中にサイリウム振る?!ってなりました。うーんこれは私が帝国劇場でジャニー喜多川演出舞台を見すぎてるからだと思うんですけど、帝劇でサイリウム振るとか絶対ないから…帝劇でジュニアの子たちは舞台やりながら持ち歌を歌いますけど、手拍子のみだしそれが普通。なので、サイリウム振るの?!っていう驚きと、色の揃い方!なんであんなに急に始まるのに色揃ってるの??出演順とか幕が上がるまで分からなさそうなのに、サイリウムの色が合うってことは皆さん事前にネタバレを読んでから観劇しているんですかね…最近ジュニアのペンライトもサイリウム型ですけどだいたい6色しかないので、倍以上あるキンブレとか使ってる人はすぐ色出せないじゃないですか…

でも一番ジャニーズと違うなと思ったのが、歌とダンスです。「あんステ」で歌われてる曲=「あんスタ」でのユニットソングだと思うんですけど、すごいキャラソンなんですよね。キャラソン感がすごい。キャラソン感がすごいってなんだよって感じですけど、うーん…ジャニーズの曲ってそのグループのために作られた曲だとしても、ジュニアが歌ったりして、でもそれはそれで成立するんですよね。例えばKinki Kidsの『愛のかたまり』なんかはこの時期になるとめちゃくちゃジュニアが歌いますし、それはそれでジュニアが歌ってる『愛のかたまり』になる。でも、「あんステ」でそれぞれのユニットが歌ってる曲はそれは成立しないですよね。その曲はそのユニットのためのものだから。そういう意味でも(ユニットの)キャラが立ったキャラソンだなぁと思うし、あとはやっぱりいわゆるアニソンとJ-POPは違うんですよね。ジャニーズの曲はどうしてもJ-POPだから。それとは全然違う。そういうところがキャラソン感がすごいと思ったところです。ジャニーズの曲ってなんとなく「ジャニーズっぽい」系統があるというか、たぶんなんらかの文脈があると思うので、それに慣れてるとちょっと違和感ありますね、やっぱり。

ダンスもジャニーズのダンスとは全然違う!踊りながら歌うからだと思うんですけど、すごく簡略化されたダンスって印象でした。あと演じてる方にダンス経験者が少ないのかな?とも思いましたが私はズブの素人なので間違ってたらすいません…ジャニーズも踊りながら歌ってるけどあれはまぁカラオケだからさ…そういうものじゃないですか。ジャニーズのダンスもやっぱり系統があるというか、文脈があるので、全然違うなぁと見てて思いました。最後の「Singin'☆Shine!」とかも、お客さんも踊る曲だけど手を回すだけ、みたいな簡略化された動きだったので。あぁでもかの有名な「勇気100%」もジャニーズの振付と忍ミュ*1で全然違うみたいなので2.5次元のダンスには2.5次元の傾向があるのかもしれませんね。

役者の方に関しては、本当に失礼なんですけど今まで2.5次元の役者さんを動くコスプレみたいに見てた節があるので、あーそれとは違うなと思いました。キャラメイクはやっぱり素人目にはコスプレに近い印象を受けますが(私自身はコスプレの経験はありません)演じている姿を見るとやはり役を演じているなと思います。先にも言及したジャニー喜多川演出の舞台は本人が本人の役を演じるんですけど、そういう特殊なものばっかり見てると、どこまでが本人のパーソナリティか分からなくなるんですよ。でも役を演じてればそういう混同はないですよね。ただ二次元の確立されたキャラクターを三次元に持ってくるのはめちゃくちゃ大変だと思いますし、役作りとかどこまでやってるのが普通なのかな、とは思いました。あと解釈違いは起こりますよねどうしても。私、秋の舞台で本人が本人役演じてるのに役の解釈違いだって怒ってましたからね…原作がもともと好きだったって人はより解釈違いが起こりやすいし、それゆえデリケートなジャンルでもあるんだろうなぁと。

そんな二次元を三次元にする2.5次元、応援してるお客さんはどういうスタンスなんだろう?とも思いました。もちろん個人によって違うかと思いますが、キャラが好きで推してる人と中の人が好きで推してる人とあるだろうし、どういう比重で応援してるんですかね?あとキャラが好きだけど中の人は…とかその逆とか、そういう人は苦労しそう。二次元と三次元と両方の側面があるからどちらかに嫌悪感があると好きでいるのは難しいのかなぁ。どちらかを通してもう片方も好きになる、みたいな感じだとすっごく楽しそうですけどね。

 

 

総括として、2.5次元は文化が違うムラだなと思いました。重なる部分もあるっちゃあるけど基本的には私が普段生息してるムラとは全然違う…本当に知らないことだらけで、実はストーリーも見ててあんまり分かんなかった(笑)原作知らないしそんなもんなのかなぁと思って見てましたが、最後紅月負けたのに気づいたら大団円フィナーレになっててん????ってなったし、そもそも夢ノ咲学園の設定もよく分かってないからあれなのかもしれないですけど。「あんスタ」に流れてる暗黙の了解と、「2.5次元」に流れてる暗黙の了解とたぶん両方あって、それが分かってないからかなぁと思います。でも、普段と違う世界を覗くのは社会科見学みたいで楽しいですね。これを読んだ2.5次元の人も興味があったらジャニー喜多川演出舞台観に来てください~チケット取れない上に映像化されることはほぼ100%ないかつ訳わからん舞台ですが!

 

広い心でここまでお付き合いいただきありがとうございました。また明日TYMのほうも見たいと思います!

*1:忍たま乱太郎のミュージカル