できればゆっくり僕たちは恋したい / ABC座2015感想

ABC座2015に行ってきました!サマパラぶりのジャニーズでした!行く前は9000円…高いな…と思ってましたが見終わったらえっ?これが9000円で観れていいんですか?!ってくらい内容てんこ盛り!盛りだくさん!な舞台でとっても楽しめました!私はやっぱりA.B.C-Zが、五関さんが好きなんだなぁと改めて思う機会になりました。1幕のお芝居と2幕の曲目のネタバレに触れていますのでこれから観劇する人は気を付けてください!

 

1幕は錦織一清さんが演出のお芝居『サンズ・オブ・ザ・マッシュルーム』2幕はジャニーさん監修のショータイム『We Love A.B.C-Z』で2部構成になっています。開演時刻に幕が上がると、白い衣装(ジャケットの裾にふわふわのチュールがついててバレリーナかと思った)を着た5人がステージの中央に現れます。そこで『Smiling Again』を歌うところから舞台がスタート。歌い終わると5人が横並びに立ち、河合くんから「悲しいお知らせがあります。僕たちA.B.C-Zは1幕には出演しません!」と言われます。1幕の主演はあくまで(A.B.C-Z扮する)バンド『プラネッツ』なわけです。一通り定型文を話し終わるとジュニアの子が通路から登場し、お芝居が始まります。

1幕のあらすじはA.B.C-Z扮する売れないバンド『プラネッツ』が現代から1966年にタイムスリップして成功を収め、人気絶頂期にフミト(サターン)とリョウスケ(マーキュリー)が喧嘩をし、バンドの結束がバラバラに。マーキュリーは猫を助けた拍子に帰らぬ人となってしまいます。そこで仲間の大切さに気付いたフミト、ショウタ(マーズ)、コウイチ(ジュピター)、リョウイチ(メイチン)と助けられた猫のラムが神様に願うことでリョウスケは再び4人(と1匹)の前に姿を現します。現代に戻った5人はまた5人でバンドとして活動することになりハッピーエンド。といった感じ。あらすじ書いてたら五郎さんの存在がなきものになってしまった…大事です五郎さんの存在。

錦織さんの演出なのでまぁ観たことがある人は分かると思うんですけど、あんな感じです!ざっくり!ただ当て書きなのでキャラクターはほぼ5人に忠実。セリフが多い(ナレーションセリフもある)ので他のジャニーズ舞台より分かりやすいかもしれないです。ドリボとかは説明がなさすぎて鉛の板云々のくだりとか伝わってなかったりするもんね…あとはとにかく小ネタが多いんですがその辺は詳しい人に聞いてください~って感じで私は全然気づきませんでした!東大に文化などないとかいうセリフは含みあるなぁとは思いましたが。個人的に口上のシーンが好きです。決めポーズ完全にセーラームーン

1966年とピンポイントで書いているのはビートルズの来日した年だからです。約50年前なのでお客さんもその年をリアルタイムで生きていた人はほぼいないと思うんですけど、だいたい親の世代になるんですかね。私は20歳ですけど父親が予備校サボって武道館行ったって言ってたのでモロ親の世代です。その時代のネタもたくさん盛り込まれています。五関さんは映像の中で『ザ・ピーナッツ』のコスプレをしてます。映像って双眼鏡構えてると見逃しますよね。

最近になって若い子のバンドでもグループサウンドをやるバンドが増えてきていて、普段からバンド聴くのでどの楽曲も違和感なくうわ~好きだな~!って感じでした。特に好きなのは『恋のドラキュラガール』です。あれストライクゾーンど真ん中でした。事前のワイドショーでバンドをやる(演奏する)ことが全面に推しだされていたのですが私はいやいや~演奏とか言っても1,2回でしょ?って思ってて、実際観に行ったら6回くらい演奏していたのでびっくりしました。五関さんはキーボード担当ですがほぼ右手でコード押さえてるくらいでしたね…一番簡単じゃん?!でも初心者にありがちな手首が下がってるってことがなくてフォーム?が綺麗でした。橋本くんと塚ちゃんはそれぞれギターとベースに初挑戦なのに様になっててかっこよかった!橋本くんとか売れてるバンドのボーカルギターにしか見えなかったよ!!

五関さん的な1幕の見どころはなんといっても和解のシーンの『Tommorow』ですね。ソロダンスがあります。リョウスケが死んでしまって、間違いに気づいたフミトたちが歌うシーンなのですが、五関さんだけコンテンポラリーっぽいダンスをするんですよね。一応マチソワ入って見た感じだと振り付けはある程度決まってるっぽいので即興ダンスではないんですが。その五関さんがものすごく綺麗です。ダンスが綺麗なのは知ってるわ!って言われそうですけど、いつも踊ってるようなアイドルのダンスじゃなくてどことなくバレエだったりそういう要素のあるダンスなので、とてもしなやかで様式美に沿ったようなダンスが見れます。このシーンの途中でラム(穂波さん)がセリフを言った後にリョウスケがもう1度戻ってくる(生き返る)んですが、リョウスケが出てきた瞬間にコウイチの顔がぱっと一瞬明るくなるんですよ。そういう演技の細かいところとかも本当に好きなんで…個人的な余談ですけど五関さんの演技はセリフ回しより表情の細かい変化とかが好きだなって思いました。

あと好きなシーンは日劇ウエスタンカーニバルで喧嘩するシーン!『PERIOD』を歌うシーンです。河合くんと橋本くんが対峙して、河合くんの歌声から始まるんですがすごくかっこいいです。ザ舞台といった感じの曲ですね。五関さんは「こんなはずじゃなかった」といった歌詞を歌ってます。振り付けもかっこいいしはしふみの対立がまた良いんですよね~舞台の醍醐味といった感じがします。河合くん(フミト)は分かりやすく嫌な奴の役ですが、和解のシーンのセリフとかどことなくファウストみを感じます…たぶん色んな役の引き出しからちょっとずつ出してきてできてるんだろうなと。

ラストシーンは黒タキシードの出演者が『Smiling Again』を歌います。黒タキシード。個人的に穂波さんと並ぶ五関さんの画にウッてなりました。MJでのっちと並んでたときに感じたあれと同じ感情。

 

2幕は最初がMoonlight walkerの通常版に入ってるシングルメドレーから始まったはず。コンセプトが「舞台上でワンカメをやる」というものなのでA.B.C-Zはほとんど舞台からはけません。1回だけジュニアの子がダミーになっている間にはけて着替えをしますが、他は舞台上で衣装を着替えたり水分補給をします。今まで何度も歌ってるのを見たことがある曲でも演出が面白いのでかなり新鮮です。天井からジャケットが降ってきたりとかするので。あとは小道具を使って歌う曲が多いのもあって新鮮に見えます。

多分見た人に聞いたらほとんど全員が口を揃えて言うと思うんですが私も言います。vanillaが最高。これに尽きますね!vanillaなんてジュニア時代から歌ってきた曲だし何回も見たよ!って人が大半だと思うんですけど、違うんですよ。和vanillaなんですよ。いや和vanillaってなんぞやって話なんですけど。まず曲が和風になってて琴っぽい音とかが入ったアレンジになってます。これはちょっと面白いですね。で、衣装が和服っぽい羽織に帯。袖は長くないんですが。帯がメンバーカラーで服は全員赤で柄違いです。で、で、小道具が刀!小道具が刀です!!いや~これは全面的に勝訴ですね!ジャニワとか多くのオタクの目に触れる機会に殺陣やってるんでなんとなく察してもらえるかと思いますが5人とも刀の扱いに慣れてますから。めちゃくちゃ綺麗。殺陣、というよりも刀を持って舞いながら歌うのに近いです。私もう五関さんしか見れてなかったんで他の4人とかフォーメーションとか正直見れてないんですけどもう本当に綺麗でした。1幕の間中ほとんど汗をかかなかった五関さんから汗が滴り落ちる瞬間に恋に落ちました。

『Moonlight walker』が発売直後ということでメインの曲になるのかな、と思ったらそうでもなくてびっくりしました。ただ机と椅子を出してきてそれらを使って踊るのでまた振り付けが変わってるんですよね。テレビで映らなかった振り付け見れるかなと思ったら全然振り付けが違ったという。でもこの短期間で見せ方を変えてくるA.B.C-Zのパフォーマンスに対する貪欲さめちゃくちゃかっこよくないですか…衣装はそのまま歌番組等で着ていた衣装なんですが早替えしてるのでシャツの下にTシャツを着てて、五関さんは昼では入れ忘れたのか逆立ちのときに腹チラしてたのに夜だとちゃんとTシャツをインしててガード固くなってる!って思いました。公演による気がしますね腹チラ。

あとは最早ネタ曲になりがちなAttraction!とかも安定の河五芸はいはいって感じです。10日の夜は本当にちょっと私の頭が沸いてるのかな?と錯覚する芸でしたね。二人まとめて職員室呼び出しです。私はちょっと滝に打たれて煩悩を振り払いたい。あっこの曲はそれこそ生着替えなんですけどジュニアの子が持ってる板の間に合ってなさがあれすぎてスパッツ見えてた。塚ちゃんのスパッツのアディダスのロゴが見える私の双眼鏡はやたら高性能だよ!五関さんの着替えを隠す(隠せてない)板を持ってくれてるのは七五三掛くんと原くんなんですが、七五三掛くんには神対応で原くんには塩対応な五関さん本当ぶれない。でもあの蔑まれるような絶対零度の目線で見られるなら私は原くんになりたいです。

 セットリストの順番は前後していますがソロコーナーがよかった!と思い出したので。誕生日(季節。五関さん6月なのに春扱い)順に既存曲をソロで歌っていきます。五関さんの『LET'S SING A SONG』橋本くんの『Shower Gate』河合くんと戸塚さんの『砂のグラス』塚ちゃんの『Twinkle Twinkle A.B.C-Z』で春夏秋冬です。ふみとつ砂グラだけペアなんですけど河合くん発案なら本当に思考回路がジャニオタすぎて自分すらそのコンテンツとして見てるのすごいなってなりますね…ふみとつ好きな人はたぶん無事じゃいられないんじゃないでしょうかこの砂グラ。

五関さんはLSASです!私は初演のえび座(星劇場)を見てファンになったと言っても過言ではないので、この曲が日生劇場で聴けるのが、見られるのがすごく嬉しかったです…!本当に感無量。セットリストだけは事前になんとなくツイッターで見てたのでそこで喜んではいたんですけど、ソロだって知らなかったんですよね。しかもこれからソロで歌いますって河合くんが言ったときもいやいやどうせAメロだけでしょ?って思ってたので、本当にソロで歌い切ったのにはものすごくびっくりしました。それにこの時に着てる衣装がポスターでも着ているメンバーカラーのキラキラロゼット付燕尾なんですよ!この衣装夢の国のネズミさんが着てそうですごい好きなんです。さらに小道具がステッキで、後半でジュニアから渡されて皆ステッキを手に踊るんですけど、クルクル回すのがすごく綺麗なんですよね。A.B.C-Zってキラキラの衣装を着て舞台に立つのがすっごく似合うグループだなって改めて思いました。

橋本くんのシャワゲではお兄ちゃん4人がそれぞれ違う目線で末っ子センターを見守っててすごく良かったです。小道具はドアで、2つのドアをとつご/ふみつかのペアで動かします。五関さんを双眼鏡で見てると戸塚さんが自然と視界に入ってくるんですけど、五関さんは孫を見るような目で見てるのに対して戸塚さんは完全に強火橋本担の目で見てて笑っちゃいました。

最後に大技と新曲の『Great5』で2幕は終わります。大技…5Ringsとかに比べると地味かなぁって気がしますね。曲はめちゃくちゃかっこいいです。大陸を制覇するみたいなこと歌ってるらしくて規模が広がってますね。五関さんが河合くんの腕持つところがあってラブスパイラルするのかと思ったらしなかったよね、という話を五関担の方としました。みんな同じこと思ったんじゃないですかねあそこ。でもラブスパイラルできるような高さではないんですよね~そこが地味に見えちゃうのかな。あっあとこの時の衣装が金色の布地にグループ名が英字新聞みたいにプリントされてるジャケット(中はTシャツ)なんですけど色味が色味なので取り立て屋に見えちゃってどうしたものかと。2幕冒頭の衣装も電飾が付いた衣装でかなりトンチキ極めてるんですけど最後の衣装もあれでしたね。新しい衣装も3着あるのにいつまでもウォキクラのジャケット着てるA.B.C-Zが好きだったりするんですけどね!

 

7月にずっと担当について考えていたのに結局掛け持ちにはならなくて、それでも好きだから金銭的には掛け持ちしてることに変わりはなかったんですけど、ちょっと諸々担当論とかを読んで思うところがあって。私『Tommorow』の五関さん見てあっ降りれるって思ったんですよね。降りれる、というより担当できる(=掛け持ちになる)ってことなんですけど。

私は別に代名詞として担当って使ってるわけではなくて。担当するって信頼することだと思ってて、そのうえで紫耀くんの担当を名乗ってます。ジュニア担って足元が不安定だから、担当するって信頼してないとできないんですよ。私は紫耀くんの理想とするアイドル像が好きで、それを表現してくれる紫耀くんを信頼してる。だから紫耀くんの担当をしてるんですよね。でも別に、デビューしてたら足元は不安定じゃないからそんな話いらないんですよ。デビューしてる人を担当する基準って何ですか。その答えが分からなくてまた考え込んでる。もう私五関担でえび担なんじゃないかなって思うんですけどちょっと分からないですね…元担はデビューしてる人でしたが担当してた基準はジャニーズで一番その人とその人のいるグループが好きだったからかな、とも思いますし。担当と契約を交わしてるから浮気みたいで掛け持ちは嫌!って思ってるわけでもないのでなんで今五関担じゃないのかちょっと本気で分かんなくて困惑してます。7月の迷走再び。好きですよ五関さん。それだけじゃダメなのかなぁ。

 

Title:Smiling Again/A.B.C-Z