偶然じゃない運命にDive

人生で一度だけ一目惚れをした時のことをここに書き残してある。ただ、四半世紀生きてきて後にも先にも「一目惚れ」をしたのはあの時一回だけだった。人にも物にも、初見でどうしようもなく心を奪われたことはあれから一度もなかった。

 

どうしようもなく好きだと思うとき、それは突然訪れるのだけど、私の場合はその瞬間が訪れるまでにたくさんの時間と準備を必要とする。時間をかけて少しずつ「好き」のかけらを集めて、両手いっぱいになってもう持てない!となった時に決定的な瞬間が訪れて、パーンと射抜かれてしまう。どうしようもなく好きなのだとその瞬間に自覚する。心を奪われる瞬間を自覚してしまうので、そこにきてようやくもう戻れないことを知る。進むしかないので、腹を括る。そういうことが今まで2回あって、3回目をついこの前迎えてしまった。

 

別の言い方をすれば、石橋を叩いて渡るということわざがあるけれど、昔知人から「石橋を叩いて渡らないタイプ」と言われたことを根に持っていて、そういうことだなと思う。本当に好きになってもいいのか、時間をかけて慎重に探りを入れる。コンコン叩いてはまだだな、と思い、しばらく経ってまたコンコン叩くことを繰り返す。そうこうしているうちに踏ん切りがつかなくなって、やっぱりやめておこうと思う。基本的にそうやって生きているんだけど、どうも人を好きになるという行為に関してだけは、コンコン叩いてはまだ渡る時じゃない、と思うことを繰り返すうちに、ある日突然叩きすぎて橋が割れてしまい、そのまま川底に真っ逆さま落ちてしまう。というような具合に、今!という瞬間を目にした時に深い深い底に引き摺り下ろされてしまうのだった。

 

 

そんな前置きはどうだっていいのだけれど、1年以上の年月そうやって過ごしてついに落っこちてしまったのが16歳だなんてそんなことを私自身が一番信じたくないのでこうも長く御託を並べてしまう。それでもまぁ、好きになる瞬間のことを強烈に自覚してしまうので、これはそう、としか言いようがなく。もう戻ることができないので、覚えがめでたいうちに自ら酒の肴になっている。(人の沼落ちブログって面白いよね)

 

 

1年と数ヶ月前、まだ流行病もなく私が六本木と多摩と城ホやらガイシやらを飛び回ってた時、水道橋でジュニア祭りなる催しがございました。きっとたぶん、1つのユニットとしてちゃんと認識したのってその時だと思う…けどどうだったかな。存在は知っていたけど、視界に入るようになったのは間違いなくその日。

前々から言っているけど、このコンサート本編ではなく、後日公開された日誌をきっかけに歯車がぐるぐると回り始めるのです。日誌を読んだ私は、本当に殴られたような衝撃を受けたのでした。だって『オリジナル曲を唯一歌えなくてごめんなさい』って謝っていたのだから。

そんなことは本人が謝るべきではなくて、どう考えても悪いのは大人で、それなのになんて正直なんだろう、と思ったところからなんですよね。謝罪の言葉と悔しさと、そういう言葉が並んでいるジャニーズJr.のウェブ連載を私ははじめて読んだし、同時にこちら側の感覚を心底分かってるんだな、とも思った。このSNS時代にエゴサしてない子の方が稀有だろうけど、それにしたって感覚があまりにこちら側だと、それは今でも折りに触れて思う。

 

 

とまぁ脱線した上に転がり落ちたのは日誌を書いた子ではないということが事実なのですが、8.8から始まったのはデビューした2組だけでなく私もだったということで(上手くない)それから時は流れて病が流行り、そうこうしているうちに番組のメインMCになったり特番が組まれたりオリジナル曲をもらったりそれがたいそう私の好みど真ん中だったり、そんなこんなしているうちに京セラにうちわを持って見に行ったり配信全ステしたりしてた。もう最初からうちわを持つって決めてたけど、決め手になった理由は昔から知ってたからとかそんなふんわりした感じだった気がします。あとは自ユニとよくキャットファイトしてたからかな…

 

これと言った決定打があったわけではないけど、やっぱり現場至上主義なので自分の目で実際見ると解像度が格段に上がる。しかも去年は流行病が理由でコンサート自体あけおめとドリパビしか行ってない。それも大きな理由かも。ドリパビが11カ月ぶりのコンサートだったこともあってまーーーーー楽しくて!本当に楽しかった。そこでかかったエンジンが加速したまま迎えたあけおめの配信で石橋をぶっ壊して完全に落ちた。

 

 

できすぎた話で自分でもネタかと思うのだけど、メンカラシャッフルメドレー紫の『My Life』健全()なパートを振り当てられてたのもあって、ここだったんですよね。

 

偶然じゃない運命にDive

 

2021年1月4日18時公演、カメラ見下してへにゃって笑いながらピースした指を折り曲げたその瞬間に私は大西風雅くんに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁこんな具合に自ら酒の肴になってみました。さすがにシラフで書いてないです。それだけが唯一の言い訳だから。こんな大人になってほしくないしこんな悪い意味でいい大人が好きになっちゃってごめんね。

昔から知ってるから選んだのは事実だけどよく考えたらヘラヘラしてる人が昔から好きなので結局私の好きなタイプだったんだと思いました今日。

前の記事とか遡って読んでもらえれば私が『担当』という制度にものすごく固執していることが分かると思うのですが、これは担降りブログではないということだけは明記しておきます。

しばらくジャニーズのオタクしてなかったんだけど普通にレギュラー持ちすぎてるし供給が途切れないのできっとしばらくはこんな感じだと思います。腹括ったからオタクって本当に楽しい!キャン○イクトーキョー!の気持ちで生きてこう。2021年も年始からこんなんでした。いつかオタクやめれる日がくるのかな。